「クルド料理って初めて聞くけど美味しいの?」
「気になってたけど食べる勇気がない…」
今回は「クルド初心者」のあなたでも、大満足できるクルド料理店をご紹介します。
東京・十条にある「メソポタミア」というクルド家庭料理。
私も今回、初めて「クルド料理」というものを食べてきたんですが、
★異国情緒たっぷりで
★おいしくって
★全てがオシャレすぎる!
食を通じてクルド文化を堪能することができ、同時に旅行気分を味わう事ができました!
ここでは「メソポタミア」の店内の雰囲気、アクセス、クルド料理などレビューしていきたいと思います!
グルド料理メソポタミアは十条駅の目の前!
出典:googlemap
クルド家庭料理「メソポタミア」は、埼京線「十条駅」の南口改札を出て目の前、
徒歩10秒で行けます。
こちらはメイン改札の北口。
南口改札を出てすぐのとこにある「メソポタミア」。
大きな看板が出ているので、ひと目でわかると思います。
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※専用駐車場は無いので、車で行く方は近隣のパーキングに停める必要があります。
お店は階段を登った2階になります。
クルドの世界観に引き込まれる店内!
店内に入った瞬間、目についたのが鮮やかなブルーの壁。そして壁に飾られた「グルド民族」の装飾品や写真の数々。
ここって東京だよね?
と疑うほど、異国情緒あふれる雰囲気、中東グルドを旅した気分に浸れます。
街の風景や建物の写真を見る事で「グルド地方ってこんな感じなんだ〜」と知ることができると同時に、
「現地に行ってみたいな〜。」
という海外旅行の衝動が高まります。
天井の照明は「トルコランプ」
ランチタイム時に行ったので明かりはついてなかったけど、夜になったら幻想的な雰囲気になるんじゃないかと思います。
店内には「グルド地方」の民芸品や書籍が飾られている「展示スペース」もあります。
また、テーブルの上にも書籍が置いてあり、料理を待ってる間に読むことができます。
初心者でもクルドの知識がサクッと学べる!
出典:世界史の窓
クルドというのは、クルド語を母国語とする民族の事で国ではありません。
「国を持たない世界最古で世界最大の民族」と言われ、トルコ、イラク、シリア、イランにまたがって住んでいて、クルド人居住地域をクルディスタンといいます。
「メソポタミア」のメニュー表にクルド人、クルディスタンについて解説されていたおかげで、
「クルドとは何ぞや?」といったモヤモヤをサクッと解決する事ができました。
メソポタミアの「クルド料理」食べてみた
クルド家庭料理「メソポアミア」では、名物のケバブをはじめ、クスルというピラフ、ヨーグルトのスープなど、
クルドの家庭料理を100%堪能することができます。
注文を聞くスタッフもクルド人の18歳の若い女性で、料理について色んな事を教えてくれました。
迷ったらクルド名物のセット一択!
何を食べようか迷ったら、クルド名物がごっそり詰まった「セットメニュー」がおすすめ!
とはいえ、セットメニューは全部で5つあったため、どれにしようか迷ってしまいました…。
迷ったあげく、店員さんに「ズバリおすすめはどれですか?」と聞き、
ラハマージュンセット 1,250円(税込)を注文。
〈セット内容〉
・ラハマージュン … ナンに牛挽き肉を挟んだもの
・羊飼いのサラダ … キュウリ・トマトの新鮮サラダ
・ヨーグルトスープ … ヨーグルト味の冷製スープ
店員さん曰く、これら全てクルド地方でもよく食べる料理とのことで、ナンもサラダもヨーグルトスープも各家庭で作っているそうです。
ラハマージュンは、薄生地のナンの間に野菜と牛挽き肉をまぜた中東のピザといわれる料理。1枚を4等分にして提供されます。
(少し前までは羊肉を使用していたみたいですが、牛肉になってました。)
生地は外側カリカリで中モチモチ。味付けはチリソースでほどよく辛めでとても美味しかったです。
「4切も食べきれるかな?」と思ったんですが、薄生地なので普通にペロリと食べることができました。
羊飼いのサラダは、生野菜たっぷりの新鮮サラダ。
トマト・オニオン・レタス・きゅうり、日本でもおなじみの食材をオイルドレッシングで和えたシンプルな味付けになっています。
ヨーグルトの冷製スープは日本では見たことがないのでとにかく驚きしかなかったです!
店員さん曰く、クルド料理にヨーグルトは不可欠といっていいほど需要が高く、クルド人は全員ヨーグルトを各家庭で作っているとのこと。
日本以外でヨーグルトを食べたことがないので、てっきりブルガリア的な濃厚な味を想像していたんですが、
サラッとしてて味も薄め、ほんのりバジルの香りが効いて、日本とは全然違うスープでした!
スープの中にはきゅうりが入っていてシャキシャキ食感も心地よい、夏にぴったりのスープだなと思いました。
ランチセットは激安500円!
クルド家庭料理「メソポタミア」は平日も土日も「ランチメニュー」をやっています。
しかもお値段500円!
注文しようとしていた食材がなかったため、
特別に「おまかせランチ」を作っていただきました。
こちらの料理は「メソポタミアピラフ」
ごはんの上に見える茶色いものはリゾーニというパスタを炒めたもの。
ほんのり塩を振って軽く油で炒めているので、正直おかずがなくても十分イケちゃいます。
セットのおかずは「牛挽き肉団子のブルグル包み揚げ & サヤインゲンと牛肉のトマト煮」
(少し前までは羊肉を使用していたみたいですが、牛肉になってました。)
ブルグルとは「デュラム小麦」の挽き割りの事。
表面カリカリ、中ふんわりの食感がとても美味しい揚げパンのような食感で、
中はスパイシーな味付けの牛肉やら野菜がぎっしり詰まって、とてもおいしい!
手作りヨーグルトもついてきます。
「え?食事と一緒にヨーグルト?」
と思うかもしれませんが、クルド人にとってのヨーグルトは日本でいう「お茶」のようなもの。
食事の時は必ずヨーグルトを一緒に飲むんだそうです。
とはいえ、日本の「飲むヨーグルト」とは違い、スッキリさっぱりな味わいなので食事にもちゃんと合うんですよ。
お店の方から教えてもらったんですが、塩をちょっとだけ入れるとヨーグルトの旨味が増しておいしくなるそうです。
また塩分を摂る事で熱中症対策にもなるとのことで、クルド人ならではの生活の知恵を垣間見ることができました。
食後はグルドスイーツ
グルド料理ってどんなスイーツがあるのか気になりますよね?
・クラビエ(くるみ焼き菓子)
・バクラワ(ピスタチオのペイストリー)
・手作りヨーグルト(天然はちみつ添え)
・レワニ(ココナッツとゴマのヨーグルトケーキ)
ヨーグルト以外は全くの未知の世界なので、これまた店員さんの好きなスイーツを注文しました。
ということで、やってきたのが
バクラワ(ピスタチオの甘いペイストリー)500円
ペイストリーとは、穀粉、バター、ショートニング、ベーキングパウダーまたは卵等の材料を焼いて作ったデニッシュのようなもの。
デニッシュのようなスイーツで、生地の間にピスタチオがサンドされているバクラワ。
甘いシロップがかけられているので、
めっちゃあまいです!
日本で「デニッシュ on the シロップ」のスイーツは食べたことがなかったんで、改めて世界にはいろんな味があるんだなと思いました。
大きさは2、3口で食べ切れるサイズ感。2個セットなので一緒に行った人とシェアしてみても良いかと思います。
オリエンタルな器のグルドコーヒー
「メソポタミア」のコーヒーは2種類
・メソポタミアコーヒー
・クルドコーヒー
どちらもホットのみで450円。
写真のような美しい装飾の容器で提供されます。
ということで私は「クルドコーヒー」を注文しました。
クルドコーヒーは、コーヒー豆にピスタチオ豆、カルダモン、シナモン、チョコレート、バニラを加えてブレンドした北メソポタミアで愛されているコーヒー。
味はめっちゃシナモンが効いた、甘辛いコーヒーと言った感じ。
コーヒー好きな私でも、今まで飲んだことのない味でしたが、疲れが一気に吹き飛びそうな刺激的な味でこれまたおいしかったです。
食を通じてグルド文化に触れることができた
今回は東京で唯一の「クルド家庭料理」メソポタミアで、人生初のクルド料理を体験してきました!
最初は、ごはんを食べるだけかなー。
と軽い気持ちで思っていましたが、まさかクルド文化まで学ぶことができるとは思ってもいませんでした。
店内装飾・展示された民芸品・クルド人スタッフとの会話・そしてクルド料理…。
東京にいながら、一瞬で中東クルドに旅行してる気分に浸れる世界観は本当に素晴らしいと思いました。
興味ある方はもちろん、行く勇気が無いクルド初心者のあなたも大丈夫。初心者の私でも250%満喫できたくらいですからね。
ぜひぜひ気軽に行ってみてくださいね!
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