


今回はこのような方に向けた記事です。




この記事でわかること。
未経験からではなぜ無理なのか?
デザイナーとの違いについて
アートディレクターの必要スキル
年収はどれくらい?
まずはデザイナーで基礎を学ぼう
この記事を書いているのはこんな人。
・デザイン専門学校2年
・デザイナー経験3年
・アートディレィクター15年目
私自身の経験をもとに、アートディレクターの「リアル」をお伝えしていきます。


私もADになった事を親に報告したとき、
「あんだテレビ局の人になったんだべが?」って言われました…(笑)

もくじ
未経験がアートディレクターになれない理由


アートディレクターとデザイナー
広告業界では「グラフィック」を主戦場するアートディレクターとデザイナーがいます。
ほかにも、クリエイティブディレクターやコピーライター、アカウントプランナー、CGデザイナー、広告プランナー…などなど、様々な職種のスタッフと協力して案件を……。


サッカーでいうと、
アートディレクターは「司令塔」
デザイナーは「選手」
コンセプトを考え、どんなビジュアルで表現するか絞り出したアイデアを、デザイナーやカメラマンに指示を出すのがアートディレクターの主な役割。
対し、デザイナーはアートディレクターからの指示を、期限内に向けて制作するといった役割があります。


アートディレクターの主な仕事




正直な話、毎晩のように、おしゃれなバーで明け方まで飲めると思っていました。(実際に行ってる人もいますが…)
しかし、意外と肉体労働。
社内をバタバタ走り回ったり、電話やメール対応に追われることだってあります。
そんなアートディレクターの仕事をざっとまとめると以下の感じになります。
1、クライアントから仕事の依頼
2、プランナーと共にコンセプトを考える
3、コンセプトを元にビジュアルを考える
4、コピーライターにコピーを発注
5、カメラマン、スタイリストに撮影依頼
6、撮影の立会い
7、ビジュアル案を元にデザイナーに発注
8、できあがったものをチェックして調整
9、場合によっては自らデザインもする
10、完成





アートディレクターは「グラフィック表現スキル」にプラスして「説明スキル」も必要になります。
そういう意味でもまずはデザイナーからはじめ、デザインの基礎を頭に叩き込んでおく必要があります。
年収はどれくらい違うの?







ずっとデザイナーでいる人もいるし、アートディレクターになる人もいる。
デザイナーにもいろいろなタイプがいます。
話すのが好きで、案件によってスタッフに仕事を依頼できる人はアートディレクター向き。
対し、話すのが苦手で、ひたすらクオリティの高いグラフィックを追求し続ける職人気質の人は、デザイナー向きです。
まずはデザイナーで基礎を学びましょう
広告業界でアートディレクターを目指す人は、まずはデザイナーから始めるようにしましょう。
ちょっと遠回りかもしれませんが、実はそれが一番の近道です。

ただ、デザイナーで基礎を学ぶにしても、アートディレクターの立ち回りを意識するよと、より成長スピードが早くなりますよ。
将来を見据えた仕事の仕方
デザイナーになれば、いろんなグラフィックを作る事になると思います。
それを説明するクセをつけるようにしましょう。
1、誰が誰のために?
2、どんな目的で?
3、どんな効果が期待できる?
最低でもこれくらいは伝えられるようにしましょう。
特に3番目の「こんな効果が期待できます」は、クライアントを納得させるための「とどめの一撃」になります。
伝え方の訓練としてベストなのは、とにかく人前で話すクセをつける事。
最初は失敗したり、つまづくかもしれませんが、慣れる事で話し方が上手くなります。

どんどん積極的に自分の作ったデザインをプレゼンしてみましょう!
スタッフの得意不得意を見極める
アートディレクターは色々な職業の人に指示を出す「司令塔」です。
言い換えると周りの協力があってこそ成り立つ仕事でもあります。
アートディレクターに仕事の依頼が来た場合、以下の人材や協力会社を選ばなくてはいけません。
・グラフィック制作は誰にする?
・コピーライターは誰にする?
・カメラマン、スタイリストは?
・プランナーは誰?外注にする?…etc
それぞれ得意不得意があるので、案件によって発注する会社や人材を変えます。
最初は先輩ディレクターから、教えてもらえますが、いずれは個人の判断で協力会社を選定する事になります。
デザイナーのうちから、一緒に働く人の得意なもの、不得意なものを見極め、自分の中の「選抜メンバー」の候補にいれるようにしましょう。

まとめ


以下、この記事のまとめになります。
・アートディレクターは司令塔
・グラフィック表現のまとめ役
・デザイナーは選手
・グラフィック制作の専門家
・プレゼンスキルも必要
・年収はアートディレクターの方が高い
・まずはデザイナーで基礎を固める
・デザイナー時からアートディレクターを意識する
以上、アートディレクターとデザイナーの違いはお分りいただけたでしょうか?
あくまでも自分の体験ベースでの内容なので、もちろん「ここは違うよ」といった部分がもあるかと思います。
一番下にある【コメントを書き込む】に感想や意見をいただけると、今後の記事クオリティアップやモチベーションに繋がります。
最後までありがとうございました。